2015/06/23 12:21
"barock flat"
とてもシンプルなギター
無駄をいっさい無くしました
birthday 2015/05/17
bubinga neck
ebony fingerboard
25.5inch scale / 23frets EVO Gold
mahogany body (very thin)
GOTOH tuners and bridge
original P-90 pickup
1vol,1tone,1output
oil finish
2685g
腰、肩に負担をかけない軽量なギターです
ボディーがとても薄いので抱え込むのにも楽なギターです
普段使いのギターに
あなたの良きパートナーとなる事でしょう
リボン杢のマホガニーボディー
玉杢のブビンガネックは丁寧に研摩され仕上げられています
このギターの手触りはシルクのようにすべすべです
是非この感触を手にとってもらいたいです
裏通しのハードテイルブリッジはたしかに振動を伝え
ボディー全体が響きます
コントロールはボリュームとトーン
マイクは1つですが、多彩な音色を出す事が可能です。
マイクはワルツオリジナルによるハンドワイヤリング
このギターの為にマグネットとワイヤーを選定
巻き数を決定しています
シンプルなギターですがワンポイントのアクセントとして
ネックと同じブビンガ材で製作したコントロールプレートが埋め込まれています
視覚的な効果と補強の役目があります
ペグは信頼のGOTOH
ヘッドからネックにかけての造形がとても美しいです
平面は平面でカチッとフラットを出し、そこから繋がる曲線を美しくみせる
ただの道具と考えると意味の無い事かも知れませんが
細部の仕上がりをこだわる事で
そこに美が生まれると思います
フレットには高信頼の Jescar の "evo" goldを採用
上品な金色です
フィンガーボードにしっかりと食い付き振動のロスがありません
ニッケルシルバーよりも硬く、ステンレスよりも少し柔らかい
つまり耐摩耗性に優れフィンガリングが滑らかです
このギターの木材はおそらく全てアフリカからきたものです
アフリカンマホガニーのボディー
ネック材のブビンガもアフリカの木です
指板はエボニーでおそらくアフリカ産になります
普段使いのギターに
あなたの良きパートナーとなる事でしょう
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サウンドサンプル
なるべく素の音が聴けるようにアンプの設定はフラット
リバーブやエフェクターは無しです
艷やかなサウンド
軽いギターですが低音が豊かです
マホガニーボディーの為かキラキラとシャリーンとした音色が聴けます
さらにこのギターについて詳しく書いてみると・・・
ボディー材はワンピースの柾目です。柾目材の方が音のレスポンスが良い印象があります。ワンピースが音に影響しているかはわかりませんが、幅広の材が少ない事を考えると貴重です。この材は1~2年前からとある材木屋さんにずっと出ていて、気になっていたんです。ギターが売れたら買おうと思っていて、確かlivが売れた時に買いました。いやJazzが売れた時だったかもしれない。35mmと厚みの薄い材だったのでトップを貼るギター用にと思っていました。
ところが、そのままの厚みでギターにしてしまいました・・・なんでかというと・・・短い期間で作らないといけなかったのです。このギターは5月に行われたハンドクラフトギターフェス用に作りました。その前に引っ越しが3月にあったので、2ヶ月弱の短い期間で設計して製作しました。なのでこのギターの設計はハンドクラフトギターフェスに間に合わす為に極力シンプルになりました。
ついでに言うと引っ越し後の初めてとなる記念の一本にもなります。
ネックジョイントはセットネックです。最初はボルトオンと考えてましたが、厚みの薄いボディーでボルトオンは強度が心配です。またセットネックにするとボルトとジョイントブシュが必要なくなり見た目もスッキリします。強度が得られて見た目にシンプルになるならこちらの方が良いだろうと思いました。
またシンプルだけれども高級感を出す事は私にとって外せないポイントで、レスポールの印象からセットネックの方が高級感を感じる事があります。それもセットネックを採用した理由の一つです。
ネックに使用したブビンガはとても粘りがあり硬い木材です。この性質から出るサウンドの傾向は低域が豊かになり、長いサスティーンを得ることができます。ボディーは薄くフラットで柾目な事からレスポンスが早い音が出ます。ネックとは逆の性質です。今回このボディーとネックのバランスがうまく調和したと思います。このギターはレスポンスも良くアタックの早い音が出ますが、あとに伸びるサスティーンも長く気持ちが良いのです。
ピックアップについて。今回狙ったサウンドはきらびやかで一音一音輪郭のある音です。
きらびやかな倍音を出すためにフォームバーを使いました。また直流抵抗値は7.8kΩと音が潰れない程度の値です。
そしてマグネットは若干丸みを持たせられるかなぁとアルニコ2にしました。そしてピックアップの位置をブリッジからセンター寄りに位置にしたのはリア一発より太い音質にしたかったからです。
バロックのアウトラインを使用したのには、個人的にはいままでで一番安定感がある形状だと思っているからです。
またバロックのフラットトップは10thを作り終えた時に次はフラットだなと考えていました。
スケールは25.5インチでフェンダーストラトキャスター、テレキャスターと同じ長さです。
ネックとボディーがセットネックという点と、薄いボディー、P90はSGをを連想します。またコントロールプレートの形状からはテレキャスターを連想します。これらの事からテレキャスターとSGの間の子と感じたのが、このギターが出来上がった時に感じた印象でした。
それからデザインの細かい点を上げるとボディー裏面の外周は45度に面取りがされています。
この面取りの大きさで身体に当たる感じがとても変わります。面取りを大きく取る事で優しく身体にあたります。また斜めに面取りするか丸くRをつけるかで見た目の印象が大きく変わります。このギターは45度に大きく面取りした事で見た目をシャープにする事も出来ました。
なかなか良いギターになったかなと思います・・・
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