2019/10/03 15:18
"Waltz Bass"
2019年5月のJazz3以来のワルツの新作はベースになりました。このベースはfender Jazzbassを基本に設計デザインしました。
ボディー形状が特徴的です。この形状は、いままで修理で見てきたベース、先人達が作ってきた楽器を踏まえた上で、浮かんで来ました。構造的にはまんまfenderですので、とくに特筆すべき事はありません。普通に良い楽器を、をテーマにつくりました。
birthday 2019/09/27
Neck : maple
Fingerboard : madagascar rosewood
Scale : 34inch
Fret : 20frets Jescar FW47104-NS
Fingerboard radius :12inch
Truss Rod : traditional style single-rod
Body : alder
Horn : walnut
Pickup : waltz original bass pickups
Control :1 volume/1 tone/1 turbo blender
Bridge : GOTOH 404SJ
Tuner : GOTOH GB528
Finish : Nitrocellulose
Weight : 3905g
特徴的なボディー形状で目を引くのはウォルナット製のホーンかと思います。このホーンはアルダーボディーに埋め込まれていて、ストラップをかけた時にバランスを取る機能があります。座って楽器を持った時、ボディー下側の緩やかなカーブは身体にやさしくフィットします。ハイポジションにアクセスしやすいようにカッタウェイが取られています。
さり気なく柾目のメイプルネック材です。
ネックジョイントが5点ボルトです。そのうちの一本がネックの12フレット付近で固定されています。これによりネックのハイ起き防止に一役買っています。
指板はマダガスカル・ローズウッドです。この材はハカランダと特性がとても似ています。匂いも甘い良い香りです。指板材も目の詰まった柾目材です。
アバロン貝のポジションマークが様々な色に輝いてとても綺麗です。
ボディーはアルダーです。材を買う時、木目の指定はいつもしません。来た物で作るがモットーです。たまたま来たユニークな木目がいい感じです。
塗装はニトロセルロースラッカー。わりと薄めの塗膜です。
コントロールは、1ボリューム、1トーン、1ターボブレンダー。ピックアップはJBタイプのワルツオリジナルを2つ連結しています。ブレンダーによってシングルコイル〜ハムバッカーへ徐々に変化します。つまりジャズベースのリアだけの音に徐々に太さとパワーをプラスしていく事ができます。
今回出来上がってこのベースを眺めていて思ったのは、「ドットかわいい」です。ポジションマークやPUのポールピース、ジョイントボルト、ネジなどはすべて丸い形状でその統一感がいいなぁと思いました。
良質な楽器として、とてもおすすめできる一本です。もしピンと来たならばご購入ください!!
>>> more pics <<<